散骨のルールや法律について

【東京】山へ散骨する方法、ルールや法律について

映画やドラマを見ていると海に散骨をしているシーンが多いため、「散骨＝海」のイメージがありますが、実は山での散骨も年々増加しています。

特に、最近の登山ブームを受けて登山を始める方やハイキングなどの山歩きをされる方が増えていることから、山への愛着を持った方が「死んだら山に還して欲しい」と願うケースも少なくありません。しかし、山へ散骨する場合も注意が必要です。

法律について

山への散骨も海と同じように法的には規制されていませんが、遺骨に関する法律の刑法190条に「死体・遺骨・遺髪または棺に納めている物を損壊する・遺棄する・領得すること」とあります。

死体遺棄はこれに該当し、違反をすると懲役3年以下の刑罰が与えられます。現時点で法務省では、散骨に関してはルールやモラルを守っていれば問題はないとの見解を示しています。

土地所有者の許可が必要

海とは異なるのは山には必ず所有者がいることです。ご自身が所有する山へ散骨をする場合は特に許可は要りませんが、そうでない場合は山の所有者の許可が必要となります。

山の所有者は国や地方自治体、個人の私有地など様々で、山すべてを同じ所有者が所有している場合もあれば、同じ山でも場所によって所有者が違う場合もあります。

例えば富士山では、山の7合目までの所有者は国と山梨県ですが、8合目からは富士山本宮浅間大社が所有者となっています。どちらにしても散骨したい山の所有者を調べて許可を取らなければなりません。

地域によって規定があることも

埼玉県秩父市や北海道長沼町のように、条例によって散骨を規制している自治体もあるので注意が必要です。北海道長沼町では違反した場合の罰則規定も設けられています。埼玉県秩父市では罰則はありませんが、散骨するためには所定の手続きをしなければなりません。このように、自治体によって規定が異なるので、あらかじめ散骨場所の規定を調べておく必要があります。

【東京】海へ散骨する方法、ルールや法律について

海洋散骨は海へ遺骨を散骨して故人を供養する方法で、散骨をされる方の多くは海洋散骨を選ばれます。

法律について

現時点では散骨を規制する法律はなく、散骨をすること自体は違法ではありません。しかし、どこでも散骨できるという訳ではなく、最低限のモラルやルールを守らないとトラブルになることもあります。ここでは、無用なトラブルを避けるために海で散骨を行う際の注意点を解説します。

粉骨しなければならない

散骨をする場合には遺骨であることをわからなくするために、1～2mm程の細かい粉のようになるまで小さくしなければいけません。遺骨を粉骨にするには、機械を使用する方法や、手作業にて行う方法が挙げられます。粉骨をする際に遺族も参加できる葬儀業者や散骨業者もあるようです。

ガイドラインをチェックする

自治体によっては海洋散骨に関してのガイドラインや条例を定めている場合があります。そのため、散骨をする前には、散骨場所の自治体のホームページなどで、規定があるかを確認してみてください。

海洋散骨を避けたい場所

養殖所や漁場の近く

養殖所や漁場で散骨をすると、獲れた魚などに対する風評被害が生じる恐れがあります。場合によっては、漁業関係者に訴えられる可能性も否定できません。

海水浴場の近く

シーズン中の海水浴場には、海水浴に来る人が多く訪れます。そのような時に海水浴場の近くで散骨を行うと、風評被害が生じてイメージが低下することも懸念されるのです。こちらもトラブルになる可能性があります。

橋の上や自分でボートを漕ぐ

桟橋の上からの散骨や、自分でボートや船を操縦しながらの散骨は危険であり、一つ間違えば事故に繋がるため避けた方が賢明です。

専門業者であれば、どの場所で散骨をすれば問題がないのか、どのようなルールで行うべきなのかを熟知しています。無用なトラブルを避けるためには、散骨は海洋散骨専門業者に依頼する方が安心です。

東京湾の特徴

東京湾の位置と歴史

三浦半島南東端にある神奈川県三浦市の釼崎と、房総半島南西部にある千葉県館山市の州崎とを結ぶ線以北の海域のことです。幅約20km、長さ約70km、面積1,380平方kmの広さがあり、水深は平均で約12mです。沿岸には横浜港、千葉港、川崎港、横須賀港などの大きな港があります。

古代から漁業や海運などの交易が行われており、江戸時代は江戸湾と呼ばれ、防衛と交通の中心でした。沿岸部の埋め立ても進められ、明治期になると埋め立て地に工業が発達したことで多くの住民も暮らすようになり、町としても発展しました。

時代の流れとともに埋め立て地もさらに拡大し、工場地だけではなく物流基地やエネルギー基地などとしても、戦後の日本・東京の高度経済成長を支えました。
昭和40年代に海図上の表記が東京湾に変更され、今では東京都心部の重要な港湾施設の一つとなっています。

東京湾は、水質が改善されたことでスズキ・マダイ・クロダイ・カワハギ・コウイカなど1年を通して様々な海水魚が生息しており、湾岸の樹木ではシジュウカラやカワラヒワといった野鳥も見られます。しかし現在は湾内の海洋プラスチックごみの増加により、鳥やカメがプラスチック製の漁具に絡まったり、魚や貝が誤飲したりする事例が多数確認されています。

また、湾岸の工業地帯から排出される二酸化硫黄、ばいじんなどの有害物質による大気汚染、河川からの水質汚染も問題視されており、東京湾にはまだ様々な課題が残されています。

東京湾にある道

日本は海外から多くの品物を輸入、または海外へ輸出していますが、島国ということもあり、輸入・輸出のほとんどは港で行われます。大切な品物を安全に運ぶためには、決められた道を通ることが大切です。船は大きくなるほど海の中に隠れている部分も大きくなります。海が浅いと船の底がぶつかってしまうため、安全に通るためには船の大きさに対し十分な深さが確保された道を通る必要があるのです。

東京湾には、浦賀水道航路と中ノ瀬航路の2つの航路があります。衝突や座礁を防ぐため、全長50メートル以上ある大型船はこの航路を航行しなければなりません。東京湾は世界有数の海上交通過密海域であり、巨大タンカーから小さな漁船まで様々な船が絶えず行き交います。また、湾⼝部から湾奥に向かってS字状に屈曲しており、操船が難しいと言われています。そのため、東京湾の操船には高い技術力が必要です。

東京湾での海洋散骨をご依頼の際はご相談ください

【東京・横浜】海洋散骨～わたる～では「できるだけ安い費用で依頼したい、でもプランは充実させたい」という方のため、目的に沿ったおすすめのプラン・価格をご用意しています。散骨の場所は東京湾をはじめ東京・横浜の海に限定しており、海洋散骨のルールに関しては知り尽くしていますので安心してお任せください。

東京で散骨をお考えならルールや法律に詳しい専門業者へご相談を

少子高齢化の影響で「お墓を継ぐ人がいない」「身寄りがない」という方や「死んだら自然に還りたい」という故人の遺志を受けて海洋散骨を希望される方が増えています。個人でも散骨することはできますが、場所によってはルールが設けられていることもあるため注意が必要です。専門業者に依頼すると、このようなルールに違反せず散骨を行えます。

【東京・横浜】海洋散骨～わたる～では、お客様の予算やご希望に合わせたプランをご用意しており、お客様の意向に沿った丁寧なお見送りを心がけています。まずはお気軽にご相談ください。