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疑問を解消!自分で海洋散骨する場合の注意点とは?

家族が亡くなった際、故人に散骨して欲しいという遺志があった場合はどうすればよいでしょうか。自分で海洋散骨の全てをまっとうする為には越えなければならない数々のハードルがあります。本来であれば海洋散骨の専門業者に頼むのが無難でしょう。その場合は【横浜海洋散骨わたる】にお任せください。では専門業者に頼らないで自分で海洋散骨することは可能なのでしょうか。自分で行うセルフ散骨のメリットはお金が掛からないということです。また、自分で行うことで故人に対して弔いの気持ちを込めることにも繋がります。近年では、故人の思い出の地を巡って少しずつ散骨する「散骨旅行」が遺族の間で流行っているという話も聞きます。自分で海洋散骨を行う場合、手順自体は複雑ではありませんが、時間が掛かることや器具を揃えなければならないことを考慮に入れると、粉骨だけでも専門業者に委託して、海洋散骨を自分で行うのが現実的かと思われます。「家族や祭祀承継者へ確認をする」や「1片2mm以下に粉骨する」、「自治体の条例を確認する」、「節度を守って散骨する」といった、自分で海洋散骨を行う際の詳細を以下にご紹介していきたいと思います。

Contents

自分で海洋散骨① 家族や祭祀承継者へ確認をする

たとえ海洋散骨が本人の遺志であったとしても、残された遺族にとっては納得がいかないケースも見受けられます。将来、家族と一緒のお墓に葬り直したいと考えても、海洋散骨してしまった後では不可能です。故人を海洋散骨する場合、親族の反対にあう場合が多いのも頷けます。また、ご遺骨は祭祀承継者の権限で埋葬したり移動させたりできますので、祭祀承継者へ海洋散骨をしてもいいかという確認を済ませてから執り行いましょう。

自分で海洋散骨② 1片2㎜以下に粉骨する

ご遺骨だと視認できる状態で海洋散骨した場合、遺棄罪に問われる可能性がありますので、海洋散骨の際は必ずご遺骨を細かく砕かなければなりません。ご遺骨をパウダー状にすることを粉骨と呼びますが、ハンマーとすり鉢を使えば自分で粉骨に挑戦することも可能です。ご遺骨をどの程度の粉末状にしなければならないという法律の定めはありませんが、海洋散骨業者の自主規制では1片2mm以下の粉状となっております。粉骨の方法はご遺骨を袋に入れてハンマーで砕き、すり鉢で粉末状にしていきます。平均的な7寸壺のご遺骨を2mm以下までパウダー化するには約5時間を要しますので、自分で粉骨するご遺族はほとんどいません。粉骨業者に依頼すれば、専用の粉骨機械を使って60分程度でパウダー状にしてくれます。粉骨後の遺灰は湿気を吸い込みやすいので、水溶性の紙袋などに入れて封をし、海洋散骨する時までジプロックなど気密性の高い袋に入れて保管するのが望ましいです。

自分で海洋散骨③ 自治体の条例を確認する

自分で海洋散骨する際は必ず自治体の条例で禁止されていないかを確認してください。詳しくは「散骨許可に関する条例がある地方自治体・前編」 「散骨許可に関する条例がある地方自治体・後編」を読んでみてください。条例で散骨が禁止されている場合、自身が所有する敷地内でも散骨できないので注意しましょう。また、法律上は規制がないので海岸線から海洋散骨しても違法には問われませんが、海水浴場や養殖場などの近くで海洋散骨すれば民事レベルで問題になりかねません。漁業が行われる海上では漁業権が存在しますので、漁場や養殖場への海洋散骨は避けた方がいいでしょう。そのため、可能な限り沖合で海上散骨することが望ましいのですが、自家用船舶を保有していない方は専門業者に依頼してください。

自分で海洋散骨④ 節度を守って散骨する

近年、故人が慣れ親しんだ海に海洋散骨するパターンも増えてきました。故人の慣れ親しんだ釣り場で釣り仲間が防波堤の先端から散骨したり、故人が波乗りをしていたポイントでサーファー仲間が散骨するなど、海洋散骨の場所もパーソナライズ化しています。しかし、前項でも触れたように、適当に海洋散骨してはいけません。沿岸漁業をしている漁師や養殖業者にとっては死活問題だからです。海洋散骨は船で沖に出て、誰にも迷惑を掛けない海域で散骨をしてください。しかし、自家用船舶を保有している方は少ないでしょうし、船をチャーターしてもどの海域であれば海洋散骨できるかはわからないでしょう。また、フェリーやルート船に乗船して、沖まで出たところでデッキから海洋散骨する遺族の方もおられますが、その航路には海洋散骨禁止のエリアが含まれている可能性があります。ここはやはり、海洋散骨を専門にしている業者に委託することがお勧めです。専門業者は海洋散骨可能なエリアを把握していますから、適切な沖まで連れて行ってくれます。自分で散骨するのは大変だと思われたご遺族の方は【横浜海洋散骨わたる】の海洋散骨サービスをご検討ください。

まとめ

死後、暗い納骨室に納められるのではなく、大地や海といった自然の中に還り、生命の循環の一部となることが命の自然な形であると考える方も増えてきました。そのよう方が選択する葬送の1つが海洋散骨です。海洋散骨は専門業者に任せることが一般的ですが、上述してきたように法律やルールを守れば、自分で実行することも不可能ではありません。自分で海洋散骨を行いたいという場合は、まずは家族や祭祀承継者へ確認を取り、ご遺骨を1片2mm以下に粉骨し、海洋散骨する地方自治体の条例を確認し、節度を守って散骨するようにしてください。故人の大切なご遺骨を扱うことになりますので、自分で海洋散骨を行うことが不安な方は必ず専門業者にご依頼ください。この記事が皆様それぞれに適した供養を選択する上でお役に立つことができたら嬉しいです。お読み頂きありがとうございました。

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