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散骨は違法なの?散骨許可に関する条例がある地方自治体・後編

散骨許可に関する条例やガイドラインのある都道府県は、北海道、長野県、埼玉県、神奈川県、静岡県になります。後編では、埼玉県本庄市の「本庄市散骨場の設置等の適正化に関する条例」や静岡県御殿場市の「御殿場市散骨場の経営の許可等に関する条例」、静岡県熱海市の「熱海市海洋散骨事業ガイドライン」、静岡県伊東市の「伊東市における海洋散骨に係る指針」、神奈川県湯河原町の「湯河原町散骨場の経営の許可等に関する条例」といった、散骨許可に関する条例がある地方自治体の詳細を以下にご紹介していきたいと思います。

Contents

散骨許可に関する条例がある地方自治体⑥ 埼玉県本庄市

条例:本庄市散骨場の設置等の適正化に関する条例

対象:散骨場事業者

2010年4月1日、「本庄市散骨場の設置等の適正化に関する条例」として施行されました。市民の宗教的観点に適合し、公衆衛生と公共の福祉の保全の為に、散骨事業者向けに散骨場の設置に関する規定を設けています。この条例により、散骨場を設置しようとする者は市長の許可を得る必要が生じました。許可の基準は厳しく、事実上、事業としての散骨は認められていません。

■主な内容

散骨場設置に関する詳細な要件

市長による使用禁止命令など

散骨許可に関する条例がある地方自治体⑦ 静岡県御殿場市

条例:御殿場市散骨場の経営の許可等に関する条例

対象:散骨場事業者

2009年03月09日、条例第19号「御殿場市散骨場の経営の許可等に関する条例」として施行されました。神奈川県の業者が御殿場市内に散骨場を設置しようとした際に対抗策として作られた条例になります。散骨事業者は、周囲300m圏内の自治会等に対し、散骨事業を行う旨の説明や許可を求める必要があると定めています。また、市長への申請や協議も必要とされています。これらを怠ると6月以下の懲役又は50万円以下の罰金を伴う罰則があります。

■主な内容

散骨場設置の詳細な許可基準

無許可経営への罰則

散骨許可に関する条例がある地方自治体⑧ 静岡県熱海市

条例:熱海市海洋散骨事業ガイドライン

対象:散骨場事業者

2015年7月1日、熱海市は「無秩序な散骨が行われることによって、風評被害等による熱海市のブランドイメージを毀損するおそれがある」として、海洋散骨業者に対して熱海市海洋散骨事業ガイドラインを制定しました。初島を含む、熱海市の土地から10km以上離れた海上でのみ散骨をするように制限が掛けられました。あくまでガイドラインなので強制力はありませんが、ガイドラインに沿わない業者は熱海市での散骨を大幅に制限されることは想像に難くありません。なお、事業者が「熱海」や「初島」などの文言をサービス上に掲載することも禁じています。

■主な内容

熱海市内から10km離れた海域で行うこと

「熱海沖」、「初島沖」など「熱海」の文言を散骨事業の宣伝で使用しないこと

レジャー時期である夏季の散骨を控えること

散骨許可に関する条例がある地方自治体⑨ 静岡県伊東市

条例:伊東市における海洋散骨に係る指針

対象:散骨場事業者、海洋散骨事業者

2016年2月1日、観光地としてのイメージを守るために海洋散骨業者などに対し、伊東市の陸地から6海里(11.11km)以内での海洋散骨をしないよう伊東市における海洋散骨に係る指針を発表しました。また、散骨業者による広報活動において「伊東市」や「伊東市沖」などの文言をサービス上に掲載することも禁じています。具体的な罰則制定はありませんが、実質的に散骨を禁じた内容となっています。

■主な内容

散骨場など墓地に類似する施設の設置手続

伊東市内の陸地から6海里以内の海域で散骨しないこと

環境保全のため自然に還らないもの(金属、ビニール、プラスチック、ガラスその他の人工物)をまかないこと

宣伝・広報に関し、「伊東沖」、「伊東市の地名」など、「伊東」を連想する文言を使用しないこと

散骨許可に関する条例がある地方自治体⑩ 神奈川県湯河原町

条例:湯河原町散骨場の経営の許可等に関する条例

対象:散骨場事業者

2014年7月31日、「湯河原町散骨場の経営の許可等に関する条例」が施行されました。公衆衛生の向上及び自然との調和がとれた快適な生活環境の確保を図ることを目的とし、散骨事業者に対して散骨場設置の際の細かな規制を設けています。この条例には、近隣の土地所有者からの承諾を得るなどの要件が含まれています。

■主な内容

散骨場設置に関する詳細な要件

(隣地所有者の同意、住居地域との距離制限など)

まとめ

ここまで「散骨許可に関する条例がある地方自治体」を紹介してきました。静岡県の熱海市や伊東市のように有名な観光地での散骨は風評被害を懸念させます。特に熱海では、地元の鮮魚を豊富に使用した食事や日本屈指の温泉を楽しむことを目的とした観光客が多いため、散骨・供養のパブリックイメージが付かないように規制を設けていることが伺えます。この記事が皆様それぞれに適した供養を選択する上でお役に立つことができたら嬉しいです。お読み頂きありがとうございました。

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